こんにちは!今回は、PHPのフレームワークであるLaravelについて解説し、インストールから簡単なサンプルアプリケーションの作成までを紹介します。Laravelは直感的で分かりやすい構造により、開発者が迅速かつ効率的にウェブアプリケーションを構築することを支援します。

Laravelのインストール

Laravelをインストールするには、まずPHP及びComposerをインストールしておく必要があります。

  1. PHPのインストール: オフィシャルサイト (https://www.php.net/downloads) から、適切なバージョンのPHPをダウンロードしインストールしてください。
  2. Composerのインストール: コンポーザー公式サイト (https://getcomposer.org/download/) からダウンロードし、インストール手順に従ってください。

これらが完了したら、次のコマンドでLaravelのインストーラーをインストールします。

$ composer global require laravel/installer

続いて、パスを設定するため、.bashrc または .zshrc に以下のコードを追加してください。

export PATH="$HOME/.composer/vendor/bin:$PATH"

設定が完了したら、新しい Laravelアプリケーションを作成します。

$ laravel new sampleapp

sampleappは、作成するアプリケーションの名前です。これで、新しいLaravelアプリケーションのディレクトリが作成されました。

ルーティングとビューの作成

次に、ホームページへのルーティングを作成します。routes/web.phpファイルを開き、以下のコードを追加します。

Route::get('/', function () {
    return view('welcome');
});

これにより、アプリケーションのルートURL(/)にアクセスした際、welcomeビューが表示されるようになります。welcomeビューは、デフォルトでresources/views/welcome.blade.phpファイルに存在しています。このファイルを開き、お好みのHTMLコードに変更します。

コントローラの作成

Laravelでは、機能ごとにコントローラを作成してロジックを整理することが推奨されています。今回は、メッセージを表示するコントローラを作成します。以下のコマンドを実行します。

$ php artisan make:controller MessageController

これで、app/Http/Controllers/MessageController.phpファイルが作成されました。このファイルを開き、以下のようにコードを追加し、簡単なメッセージを表示するメソッドを作成します。

public function showMessage()
{
    $message = 'Hello, Laravel!';
    return view('welcome', ['message' => $message]);
}

そして、routes/web.phpファイルを編集し、ルーティングをコントローラにリンクさせます。

Route::get('/', 'MessageController@showMessage');

これで、URLにアクセスすると、welcomeビューに表示されるメッセージがコントローラから取得されるようになりました。

動作確認

ブラウザで実際に表示されるか確認します。以下のコマンドでLaravelのサーバーを起動します。

$ php artisan serve

次にブラウザで http://127.0.0.1:8000 にアクセスし、Hello, Laravel!と表示されれば成功です。

最後に

以上で、Laravelを初めて設定し、簡単なサンプルアプリケーションを作成する方法をご紹介しました。Laravelはウェブアプリケーション開発を効率的に進めるための多くの機能があるため、今後もその機能やベストプラクティスについてお伝えしていきたいと思います。次回の投稿もお楽しみに!

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